
9月22日23日、フィリピンのパングラオ島にてフリーダイビングのミニ大会が行われました。
主催はfreedive panglao(フリーダイブパングラオ)のStefanさんとさとみさん。
セイフティダイバーは韓国のDK、フランスのLily、中国のShendoとSuper、ジャッジはStefanとJhon。
セイフティの全員がインストラクターで申告の半分はお迎えに来てくれるという安心感!
最高のオーガナイザーとスタッフによる素晴らしい大会でした。
このきっかけは、6月に私が「9月に大会があったらいいのにな~」とわがままを言ったこと。
それを実現してくれました(^^)/
最初は10名前後の小さな大会の予定だったのですが、日本人選手だけでも13名!
それに韓国からも中国からも選手が出場しました。
さらにはノーフィンとフリーイマージョンの世界記録保持者、ニュージーランドのウィリアムトゥルブリッチ選手も大会には出場しませんでしたが、同期間にパングラオに滞在しており、とても賑やかでフリーダイビング三昧な日々を過ごすことができました。
大会の1週間ほど前から日本人選手も現地に入り、みんな毎日黙々と練習をしていました!!
本当に朝から夕方まで!
こんなに毎日安定した環境で練習ができるなんて!とみんな感動していました♡
大会では韓国と中国の国内新記録が樹立され、多くの日本人選手も自己をベスト更新するなど結果も内容も本当に最高の大会でした(^_^)
私はというと、夏にもりもり練習していい記録だすぞー!
って意気込んではいたのですが、仕事やら海況やらで沖縄ではなかなか練習できず。
フィリピンでもイントラとして選手に個別指導をしてみたり。
と、結局大会前日まで大深度の練習をしませんでした。
大会ではコンスタント80mを申告。とても気持ちよく潜れました。
久しぶりの水圧と無音の世界は本当に心地よかった♡
結局、疲れてしまって2日目は潜らず
みんなのサポートを頑張りました。
結果はどうであれ、みんな本当にいい笑顔。
この浮上した後の何とも言えない幸せな感覚が本当に好き♡
その喜びをみんなで共有できることもフリーダイビングの醍醐味だと改めて思いました。
私の当初の目的はいい記録を出す!
だったけど、それはまったく達成されず・・・・
だけど、今の私は何とも言えない幸福感に満たされているのです。
夏の予定を立てたころから、「全然練習できないじゃーん。」
って思っていたけど、
「今はこれでいいんだ」ってなんだかしっくりいていた。
いつも
・やらないといけないこと
・やりたいこと
・やったほうがいいこと
・やりたくないこと
がいっぱいあって。
迷うんだけど。
結局は
「今の私ができること」
「今の私にしかできないこと」
があるって気づくの。
そしてそれを選択して行動することがすごく心地よい自分でいられる気がする。
ごちゃごちゃ悩みながらも今できることを選んで過ごしていくと
その先の結果や出来事に、
本当はこれがほしかったんだ!って思える。
今回の経験はまさにそうでした。
自分のことだけ考えて、自分のことに一生懸命になろうとしていたのに
それが「今の私にしかできないこと」じゃなかったみたいで。
だからしなかったし、できなかったの。
あ~なんでだろうって落ち込んだけどね。
たぶん無理やりでもできたんだろうけどやらなかった。
そしたら「今の私にしかできないこと」があって
それが「今とってもしたいこと」になってた!
この大会で私はみんなに幸福感をもらったのです。
みんなの笑顔とかフリーダイビングに対する思いとか
楽しい!とか嬉しい!とかできた!とかを共有する幸せを
改めて教えてもらいました。
だからこの大会は私にとって
すごくすごく大切なことを経験させてくれたのです。
目標も結果も思っていたのと全然違うけど
今の私にはこれが必要だったんだ!
本当はこれがほしかったんだ!
って心の底から思います。

最終日
バリカサグ島の大きなカメと泳ぎながら
いつもたくさんの人に気づかされて
支えられて
それがすごく嬉しくて。
そう思いながら生きていることが
最高に幸せなんだな~って思いました。